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2023/11/01 メンテナンス
超カンタン!自転車の空気の入れ方
自転車のお手入れの第一歩は「空気を入れること」です。こまめに空気を入れることでパンクの予防につながるほか、適正の空気圧を入れることでひと漕ぎがとても楽になります。
目次
空気の入れ方のご説明の前に。
今回使用した空気入れはこちら↓
LIGHTWEIGHT FLOOR PUMP(ライトウェイト フロアポンプ)

希望小売価格 3,630円(税込) / 3,300円(税抜)
「LIGHTWEIGHT FLOOR PUMP」 はすべての種類のバルブに対応しています。この一本があれば安心です♪
■取扱店舗はこちらから
■ボールや浮き輪の空気の入れ方はこちらから
1.どのくらいの頻度で空気を入れたらいいの?
空気を入れる頻度は、「1~2週間に1度」が適切です。 空気圧(空気の量)が低くなると、タイヤの中にあるチューブがタイヤと車輪の間に挟まったり、折れたりすることでパンクが起こりやすくなります。
2.どこから空気を入れるの?
タイヤの空気は、「バルブ」と呼ばれる突起部分から入れます。バルブには3種類あり、それぞれの種類に対応した空気入れが必要です。
■ 仏式バルブ(フレンチバルブ)
クロスバイクやロードバイク等、スポーツバイクによく使われているバルブです。どれくらいの空気が入っているのか、空気圧を測ることができます。

■ 米式バルブ(アメリカンバルブ)
マウンテンバイク等、タイヤが太めのスポーツバイクによく使われているバルブで、こちらも空気圧を測ることができます。 モーターバイクや車などにも米式バルブが使われています。
■英式バルブ(イングリッシュバルブ)
一般的なシティサイクルなどに広く使われており、取扱いがしやすいバルブです。空気圧を測ることができないため、手の感触で確かめることが一般的です。

3.どのくらいの量を入れればいいの?
快適に走るためには適正な空気圧を守ることがとても大事です。タイヤに書かれている「指定空気圧」または「最大空気圧」を確認しましょう。

このタイヤには 、「MAX INFLATE 6.8 BAR (100 PSI)」 と書いてあるのが確認できます。これは最大空気圧の指定なので数字通りきっちり入れると乗り心地が硬くなり、疲れやすくなってしまう場合があるため、最大空気圧の70%~90%の範囲で調整してみましょう。 英式バルブタイプの場合は、手でタイヤを強く押してみて、少し凹むくらいの感触がベストです。
自転車は空気圧の調整ひとつで乗り心地が大きく変わります。空気圧を低めにすると路面からの衝撃を吸収しやすくなり乗り心地が良く感じられます。反対に空気圧を高めにすると接地面積が減ることで転がり抵抗が低くスピードを出しやすくなります。また、体重の軽い人は空気圧を低めに、体重の重い人は空気圧を高めに調節すると快適に感じやすくなります。
4.空気の入れ方
お持ちの自転車のバルブの形が分かったら、早速タイヤに空気を入れていきましょう! 今回は、「LIGHTWEIGHT FLOOR PUMP」を使ってタイヤへの空気の入れ方を分かりやすくお伝えします。
動画でもご紹介していますのでぜひご参考に。
■各部名称

■ 仏式、米式バルブへの空気の入れ方
①仏式バルブの場合:バルブキャップを外し、バルブの先端にあるネジを最後まで緩め、 「プシュッ」 と音が鳴るまで先端を押して空気が抜ける状態を確認してください。 これで空気の通り道を確保することができました。



米式バルブの場合:
バルブキャップを外してください。
②ヘッドパーツの口金をバルブの奥までまっすぐに差し込んでください。

③レバーを起こし、グリップを両手で握り、フットステップを両足で支えてポンピングします。ここで、タイヤに書いてある空気圧を確認し、空気圧ゲージを見て最大空気圧の70~90%になるまでポンピングします。今回は90PSIを目標に空気を入れてみます。




④充填が完了したらレバーを倒してバルブからヘッドパーツをまっすぐ上に外します。
⑤はじめに緩めていた先端のネジを締めます。

⑥バルブキャップを付けて完了です。

■ 英式バルブへの空気の入れ方
①バルブキャップを外します。

②アタッチメントの英式バルブクリップ(洗濯バサミのようなもの)をヘッドパーツの口金の奥まで差し込み、レバーを起こしロックします。



③英式バルブクリップを図のようにバルブへ接続し、 グリップを両手で握り、フットステップを両足で支えてポンピングします。英式バルブの場合は空気圧を測るのが難しいため、タイヤの横を手で強く押して少し凹むくらいまで入れます。

④充填が完了したらバルブから英式バルブクリップとヘッドパーツをまっすぐ上に外します。
⑤バルブキャップを付けて完了です。

ぜひみなさんも定期的に自転車に空気を入れてみてくださいね。快適に走れる上に、トラブルが少なくなりますよ!